先輩が語る分野別 看護の魅力

先輩が語る分野別 看護の魅力

「どんな看護師になりたいのか」を自分自身に何度も問いかけながら、就職活動を進めていく皆さん。先輩たちも悩みながら自分の理想の看護師像を思い描き、看護師として活躍の舞台に旅立っています。さまざまな分野で活躍している先輩たちに各診療や看護の特徴や魅力、印象に残っている言葉を語ってもらいました。先輩たちの声を参考に、ここからあなたの理想の看護師像を見つけてください。

Interview 42 - 皮膚・排泄ケア認定看護師
心と体の状態を観察しながら
患者さんのプラスになるケアを。

適切なケアのために人間関係の構築は常に重要課題。

 地域医療支援病院であり、地域の中核病院である新小山市民病院。そこで働く土田絵美さんは、皮膚・排泄ケア認定看護師としての役割も担っている。
 ストーマは作られてから数年が経過すると、晩期合併症のリスクを伴い、スキントラブルを起こす患者さんも多い。高齢などにより手技ができない場合は訪問看護を依頼することもある。その場合は、患者さんに合ったケアの方法など、ポイントを押さえ看護師に説明する。そこで重要なのがコミュニケーション能力だ。土田さんはストーマケアの指導や説明をしたり、一緒にケアをしたりするが、日頃の看護は病棟の看護師が実践する。そのためには人間関係が良好でないと、伝えたいことも伝わらない。病棟看護師だけではなく、連携室の看護師や訪問看護師に対しても同じことだ。「コミュニケーションの仕方って難しいですよね。時々口調が強くなっちゃって、『言っちゃったな』、なんて後悔したりして…」と苦笑い。看護師のキャリアが20年以上あっても、全病棟を渡り歩く彼女にとって、適切なケアを行うために人間関係をどう構築するかは重要な課題なのだ。

患者さんが無理なく受け入れられるよう寄り添う。

 「不自由だけど不幸じゃない」。ある患者さんからこう言われたと話す土田さん。入院中、土田さんはその患者さんに「外出も普通にできるし、日常生活は何も変わらない」と言っていた。しかし実際は、袋を交換したり、外出の際に漏れるのではないかと心配したり、不自由さが出てくる。変わらないはずはないのだ。それでも「生きていることが一番うれしい」と話してくれたという。そんな患者さんの不自由さがわかるから今は、安易に「変わらない」とは言えないという。患者さんには「ちょっと大変になっちゃうけど、生活は同じくやっていけるから頑張っていきましょうね」と話すようにしている。また、ストーマの装具を剥がして、洗って、貼り付けて、という一連の行為を患者さんが知識として身につけるには段階が必要だ。最初の段階は『ストーマを見ることができる』こと。オペ後2週間経過した40代前半の患者さんでも、それを乗り越えるのは難しい。若いからこそ受け入れられないことも多い。そんな時は無理強いをせず、少しずつ行うことから始める。不安な気持ちを支えながら、今患者さんができることを褒め、一歩ずつ前に進んでいくことが大切だ。
 土田さんは、「患者さんのプラスになることをしたい」という思いでこの資格を取得した。さらに特定行為研修を受け、手順書による医師の指示のもとで外科的デブリードマン(壊死組織の除去)や胃ろうや膀胱ろうを扱う医療行為もできる彼女は、医師からの信頼も厚い。身につけたスキルを生かせる現場は彼女に大きなやりがいを与えている。それとともに、土田さんは患者さんにとってもスタッフにとっても、頼りになる大きな存在となっている。

日頃から職種間の連携は密に取っており、医師や看護師それぞれの視点や知識をもとに活発なディスカッションを行う

カンファレンスの様子
土田 絵美さん

土田 絵美さん

2001年4月入職
看護部勤務

1日のスケジュール

8:30
申し送り
8:45
各病棟ラウンド
適宜、ストーマケア、スキントラブル患者さんに対するケア提供
11:00
病棟スタッフとのミーティング指導
病棟ラウンドから気づいたことの指導
患者さんの情報交換
12:00
昼食
13:00
褥瘡に関するデータ集計および委員会資料の作成等
15:30
褥瘡回診
回診のまとめと、今後の対策を検討
17:30
終業

新小山市民病院

新小山市民病院

〒323-0827 栃木県小山市大字神鳥谷2251-1
担当/人事課
TEL(0285)36-0200(代)
http://hospital-shinoyama.jp
e-mail : shin-oyama@hospital.oyama.tochigi.jp


2016年1月に300床の新病院がオープンした新小山市民病院。6月には県内初のSCUを擁する脳卒中ケアセンターも開設し、心臓外科手術をはじめ、心臓カテーテルの検査など、急性期病院として高度な医療を提供している。救急車搬入台数も増加し、地域の患者さんになくてはならない病院となっている。地域との連携を強化し、地域医療支援病院としての役割を担うとともに、急性期医療にも尽力している病院。安心して生活できるよう、患者さんに寄り添い、患者さんから真に信頼される病院を目指し前進を続けている。

特に求められる能力

    観察力:
    日々変化する患者さんの状態に応じてアセスメントしていく必要がある。
    コミュニケーション能力:
    医師、他職種との情報共有で、最良の医療が提供でき、患者さんに安心感を与えられる。
    チームワーク力:
    多職種と協働することで、ケア方法を統一。退院に向けて円滑に進むことができる。

主要疾患:
人工肛門造設術後、褥瘡保有者

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Interview 44 集中ケア認定看護師[東海大学医学部付属八王子病院]

Interview 43 急性・重症患者看護認定看護師[埼玉医科大学国際医療センター]

Interview 42 皮膚・排泄ケア認定看護師[新小山市民病院]

Interview 41 がん化学療法看護認定看護師[仙台オープン病院]

Interview 40 がん放射線療法看護認定看護師[多根総合病院]

Interview 39 小児看護[国立病院機構 岡山医療センター]

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Interview 37 血液内科看護[永寿総合病院]

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Interview 35 救急看護[東北医科薬科大学病院]

Interview 34 神経難病看護[狭山神経内科病院]

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Interview 32 高齢者看護[麻生総合病院]

Interview 31 小児看護[埼玉県立小児医療センター]

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Interview 29 心臓血管外科看護[岩手医科大学附属病院]

Interview 28 救急外来[産業医科大学病院]

Interview 27 循環器看護[イムス葛飾ハートセンター]

Interview 26 新生児看護[東京女子医科大学八千代医療センター]

Interview 25 リハビリテーション看護[つくばセントラル病院]

Interview 24 脳神経外科[秋田県立脳血管研究センター]

Interview 23 高齢診療科看護[東京医科大学病院]

Interview 22 消化器看護[北斗病院]

Interview 21 リハビリテーション看護[津田沼中央総合病院]

Interview 20 脳神経外科(SCU)[横浜新都市脳神経外科病院]

Interview 19 精神科[東京武蔵野病院]

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Interview 16 集中ケア[松波総合病院]

Interview 15 血液内科[昭和大学病院]

Interview 14 緩和ケア[済生会宇都宮病院]

Interview 13 循環器内科[秋田大学医学部附属病院]

Interview 12 周産期看護[筑波大学附属病院]

Interview 11 救命救急看護[東京医科歯科大学 医学部附属病院]

Interview 10 感染看護[東京都保健医療公社荏原病院]

Interview 9 小児看護[イムス富士見総合病院]

Interview 8 糖尿病看護[東京都済生会中央病院]

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