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平成24年の国民生活基礎調査では、肥満者（BMI≧25）の割合は、男性29.1％、女性19.4％であり、前年と比べて男性は変わらず、女性は減少している。なお、やせの者（BMI＜18.5）の割合は、男性4.2％、女性11.4％であり、前年と比べて男女ともその割合は変わらない。

■ 肥満者（BMI≧25）の割合の年次変化（20歳以上、性・年齢階級別）

※厚生労働省、http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/0000032074.html の結果の概要にあるpdfから抜粋。

1：◯…急性白血病、悪性リンパ腫、精巣膿瘍、絨毛癌は化学療法の有効性が高く、寛解～治癒が望める疾患である。
2・3：×…悪性黒色腫、甲状腺癌は、化学療法の効果は低い。
4：×…肝細胞性がんへの化学療法は、延命～緩和への作用が期待できる。

それぞれの苦痛の内容についてはチェック＆チェックを参照。
霊的苦痛（スピリチュアルペイン）は、人生や存在の意味への問い、死後の不安、苦痛の意味への問い、自己の存在、人生における悔い、罪責感をさす。

■ 全人的苦痛（トータルペイン）

1. ×…T2、N1では腫瘍の大きさによって、ⅡAまたはⅡB期に該当する。いずれも比較的早期の肺がんの位置づけになる。
2. ×…腫瘍の大きさを示すのはTで、腫瘍の大きさが３㎝以下の場合、T1となる。
3. ×…Nはリンパ節転移をさし、N1は同側肺門リンパ節転移があることを意味する。
4. ○…Mは他臓器への転移をさし、M0であるため他臓器転移はない。

1～4：×…一般にこれらの使用には問題がないとされている。アースを必要とするものは、必ずアースをとることを指導する。
5：○…体脂肪測定は、生体に電流を流すことで体脂肪率などを計測する。ペースメーカー装着患者には使用を避ける。

結腸半切除術では、ストマ造設はされない。

1. ×…通過障害がない限り、経口摂取を制限する必要はない。
2. ×…通過障害がない限り、ストマを造設する必要はない。
3. ×…身体障害者手帳の交付対象とはならない。
4. ○…術後の食事内容は特別な制限事項はない。

1：×…1日の摂取エネルギーは標準体重から求める。
2・3：○…炭水化物は50～60％、脂質は25％以下とされている。
4：×…食物繊維は食後の血糖値の上昇を抑制し、血清コレステロールの増加を防ぎ、便通を改善する作用がある。1日20～25ｇ以上を摂取するよう努める。
5：×…食品交換表の1単位は80Kcalである。

1. ×…関節リウマチの関節障害は、多発性で左右対称性にみられる。手指では、MCP関節、PIP関節、手関節で障害がみられる。DIP関節が単独で侵されることはほとんどない。
2. ○…前腕伸側などにみられる無痛性の皮下結節はリウマトイド結節とよばれ関節リウマチでみられる所見である。皮下結節を認める症例は、活動性が高い傾向がある。
3. ×…口腔内の無痛性潰瘍は全身性エリテマトーデスでみられる。
4. ×…上眼瞼のヘリオトロープ疹は、皮膚筋炎でみられる。

1. ×…脳脊髄圧の基準値は５～15torrである。頭蓋内圧口唇では20torrを超える。
2. ○…頭蓋内圧亢進が進むと、クッシング現象がみられる。収縮期血圧の上昇と、徐脈が同時にみられることをいう。
3. ×…頭蓋内圧の亢進により直接的な作用で血漿浸透圧が上昇することは考えにくい。
4. ×…クッシング現象の出現により、脈圧は増大する。

1. ×…慢性腎臓病G2期は、腎機能が正常または軽度低下した状態である。過労、睡眠不足を避け、適度な運動を行うことは問題がない。
2. ×…G2期ではカリウム制限の必要はない。
3. ×…アルコールは適量の摂取であれば問題はない。
4. ○…動脈硬化の進行を防ぐことは、慢性腎臓病の心血管疾患の発症を防ぐことにつながる。禁煙をすることは、重要な生活指導の一つである。

■ 慢性腎臓病の定義

　①尿異常、画像診断、血液検査、病理学的に腎障害の存在が明らか（特に蛋白尿の存在が重要）
　②血清クレアチニン値を基に推算したGFR60mℓ/分/1.73㎡未満
　上記①、②のいずれか、または両方が3ヵ月異常持続する状態をいう。

■ 重症度分類

■ 慢性腎臓病の食事療法基準（2014年）
CKDステージによる食事療法基準

ステージ（GFR）	エネルギー （kcal/kgBW/日）	たんぱく質 （g/kgBW/日）	食塩（g/日）	カリウム（mg/日）
ステージ1 （GFR≧90）	25〜35	過剰な摂取をしない	3≦　＜6	制限なし
ステージ2 （GFR 60〜89）		過剰な摂取をしない		制限なし
ステージ3a （GFR 45〜59）		0.8〜1.0		制限なし
ステージ3b （GFR 30〜44）		0.6〜0.8		≦2,000
ステージ4 （GFR 15〜29）		0.6〜0.8		≦1,500
ステージ5 （GFR＜15） 5D （透析療法中）		0.6〜0.8		≦1,500
	下表

注）エネルギーや栄養素は、適性な量を設定するために、合併する疾患（糖尿病、肥満など）のガイドラインなどを参照して病態に応じて調整する。性別、年齢、身体活動度などにより異なる。

ステージ５D	エネルギー (kcal/kgBW/日)	たんぱく質 (g/kgBW/日)	食塩 (g/日)	水分	カリウム (mg/日)	リン (mg/日)
血液透析 （週3回）	注1,2) 30〜35	注1) 0.9〜1.2	注3) ＜6	できるだけ 少なく	≦2,000	≦たんぱく質(g) ×15
腹膜透析	注1,2,4) 30〜35	注1) 0.9〜1.2	PD除水量(L)×7.5 ＋尿量(L)×5	PD除水量 ＋尿量	注5) 制限なし	≦たんぱく質(g) ×15

注1）体重は基本的に標準体重（BMI＝22）を用いる
注2）性別、年齢、合併症、身体活動度により異なる
注3）尿量、身体活動度、体格、栄養状態、透析間体重増加を考慮して適宜調整する
注4）腹膜吸収ブドウ糖からのエネルギー分を差し引く
注5）高カリウム血症を認める場合には血液透析同様に制限する