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8月

「疾病の成り立ちと回復の促進」

「疾病の成り立ちと回復の促進」は、病理学、薬理学、微生物学の範囲から出題され、苦手意識を持ちやすい科目ですね。時々難しい問題もありますが、ほとんどは基本的な内容です。丁寧に機序を押さえるクセをつけていきましょう!
先月に引き続き、今月も50問の○×特訓問題がありますので、その問題からもさらに落とし込んでいきましょう♪

  • 問題1
  • 問題2
  • 問題3
  • 問題4
  • 問題5
  • 問題6
  • 問題7
  • 問題8
  • 問題9
  • 問題10
  • コラム

問題1

脱水について正しいのはどれか。
  • 1. 一時脱水は、低張性脱水である。
  • 2. 脱水が起きると血圧が低下する。
  • 3. 脱水で尿量が減少すると、尿比重は低下する。
  • 4. 喉が渇いたら水分を摂るようにしていれば起こらない。


解答の上にマウスを合わせると解答をご覧いただけます

問題のポイント

脱水は、臨床で遭遇しやすい病態のひとつですね。全身への影響と合わせて理解しておきましょう!



解説

  1. ×…一時脱水は、高張性脱水(水欠乏性脱水)である。
  2. ◯…脱水により循環血液が減少することで血圧が低下する。
  3. ×…脱水のため身体はホメオスタシスによって水分を失うことを避けようと尿量が減少する。少ない水分の中に老廃物を溶かして捨てるため、尿は濃縮されて濃くなる。そのため、尿比重は高くなる。
  4. ×…口渇中枢の機能が低下している高齢者などは、喉が渇きにくいため脱水になりやすい。

Check & Check

■ 脱水

脱水とは、身体の水分量が正常以下になった状態です。身体の水分は水だけで存在しているのではなく、電解質が解けていますので、脱水とは水と電解質(主にナトリウム)両方が減少している状態のことになります。

脱水の分類
電解質 名称 説明
↓↓ 水欠乏性脱水 水の方を多く失っているため血液の
濃度が上昇して血漿浸透圧が上がる
(高張になる)
高張性脱水
一次脱水
↓↓ 食塩欠乏性脱水 電解質の方を多く失っているため血液の
濃度が低下して血漿浸透圧が下がる
(低張になる)
低張性脱水
二次脱水

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