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10月

「成人看護学」

今月は『成人看護学』です。
『成人看護学』は、国家試験では問題数も多く、範囲も広いのが特徴です。各分野の解剖生理・病態生理・治療・看護までをバラバラに学ぶのではなく、繋げてイメージできるように勉強すると、覚えやすくなりますよ。

  • 問題1
  • 問題2
  • 問題3
  • 問題4
  • 問題5
  • 問題6
  • 問題7
  • 問題8
  • 問題9
  • 問題10
  • コラム

問題1

壮年期の心理・社会的特徴はどれか。
  • 1. 基本的信頼の獲得
  • 2. 自我同一性の確立
  • 3. 総合的判断力の向上
  • 4. 喪失体験の増加


解答の上にマウスを合わせると解答をご覧いただけます

問題のポイント

成人各期の特徴は、頻出問題です。



解説

  1. ×…基本的信頼は、エリクソンの発達課題では乳児期の特徴である。
  2. ×…自我同一性の確立は、青年期の特徴である。
  3. ×…老年期(高年期)の特徴として、養育の終了による役割喪失や配偶者・友人の死による喪失体験が増加する。

Check & Check

■ 生涯の6段階

健康日本21では、生まれてから死ぬまでの生涯を6段階に分類している。
幼年期(0歳〜4歳) 育つ時期
少年期(5歳〜14歳) 学ぶ時期
青年期(15歳〜24歳) 巣立つ時期
壮年期(25歳〜44歳) 働く時期
中年期(45歳〜64歳) 熟す時期
高年期(65歳〜) 稔る時期

■ 壮年期(25〜44歳)の心理・社会的特徴

壮年期は行動様式が多様化する。
① 知的能力が高く、総合判断力・問題解決能力がピークとなる。
② 結晶性知能(認知機能)はさらに発達する一方で、流動性知能は徐々に低下し始める。
③ 心理面の自己コントロールができ、人間関係が円滑になる。
④ 社会的責任を負うようになる。
⑤ 自尊感情が低下し、自己概念が揺らぐ。
結晶性知能:経験によって得られた判断力で、社会的事柄に対処していく能力。日常生活の知恵や知識を含むもの。例)推理力、判断力、言語能力、思考力、理解力、問題解決能力、思慮分別など。
流動性知能:情報をキャッチし処理する能力で、新しい場面への適応の際に発揮される。正確さや迅速さが要求される。例)動作性能力、計算力、記銘力、想起力、暗記力、環境適応能力など。

問題2へ

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