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8月

「疾病の成り立ちと回復の促進」

『疾病の成り立ちと回復の促進』は、病理学、薬理学、微生物学の範囲から出題され、苦手意識を持ちやすい科目ですね。よく出る問題の傾向も押さえましょうね。先月に引き続き、今月も50問の○×特訓問題がありますので、その問題からもさらに気になるところは落とし込んでいきましょう♪

  • 問題1
  • 問題2
  • 問題3
  • 問題4
  • 問題5
  • 問題6
  • 問題7
  • 問題8
  • 問題9
  • 問題10
  • コラム

問題1

次のうち、激しい胸痛を生じて早急な治療が必要となる疾患はどれか。
  • 1. 高血圧
  • 2. 解離性大動脈瘤
  • 3. 閉塞性動脈硬化症
  • 4. 心房性期外収縮


解答の上にマウスを合わせると解答をご覧いただけます

問題のポイント

緊急性の高い疾患として、心筋梗塞も一緒に押さえておきましょう。



解説

  1. ×…軽症では無症状、時に頭痛、肩こり、めまい、不眠、手足のしびれ、動悸などが生じる。
  2. ◯…発症とともに突然の胸部激痛が起こり、解離の進行に伴って疼痛部位が背部から腰部に移動する。
  3. ×…主に下肢で起こることが多く、安静時疼痛、間欠性跛行などが症状としてある。
  4. ×…単発の場合、自覚症状がない場合も多い。


Check & Check

■ 解離性大動脈瘤

大動脈壁の内膜に亀裂が生じ、中膜が二層に解離し、大動脈内腔が真腔と偽腔(解離腔)に分離して血液が流れる状態。解離の初発部位は上行大動脈が多い(約60%)。
【1】原因
粥状硬化が基礎にあり、高血圧や激しい運動が誘因となる。その他に感染や外傷が原因となることがある。偽腔(解離腔)が外膜側に破綻すると急死する。40〜70歳代の男性に多い。
【2】分類
解離性大動脈瘤の分類
ド・ベイキーの分類
Ⅰ型:解離が上行、弓部、下行、腹部の大動脈全体に
   及ぶ。
Ⅱ型:解離が上行、弓部に限局。
Ⅲa型:左鎖骨下動脈から胸部大動脈まで。
Ⅲb型:左鎖骨下動脈から腹部大動脈に及ぶ。
スタンフォードの分類
A型:ド・ベイキー分類のⅠ型・Ⅱ型
B型:ド・ベイキー分類のⅢ型
【3】症状
(1) 突然、冷汗を伴うほどの激痛が胸部に起こり、解離の進行に従って疼痛部位が背部→腰部へ移動する。
(2) 偽腔(解離腔)が大動脈を圧迫し、血管の狭窄・閉塞が起こると、血圧や脈拍の左右差・上下差などを呈する。
(3) その他、血圧低下、めまい、意識障害、麻痺、イレウス、腎障害など多様な症状がみられる。
(4) スタンフォードA型では、心臓に解離が進行すると、心筋梗塞や大動脈弁閉鎖不全症、心タンポナーデを合併し、ショック状態となることがある。
【4】診断
(1) 胸部X線検査:大動脈弓の拡大。
(2) CT・MRI:真腔と偽腔(解離腔)の二重像の描出。
(3) 超音波検査:亀裂、解離の証明。
【5】治療
(1) 内科的治療:左右血圧のコントロール、安静。
(2) 外科的治療:亀裂を閉鎖し、解離腔を閉塞させる(解離腔縫合閉鎖術)。人工血管置換術。
【6】看護
(1) 安静の保持:怒責、咳嗽、急激な温度変化、感情の変動に注意。
(2) 破裂の防止:転倒、打撲、圧迫、衝撃に注意。


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