これまでに集めてきた情報と、考えてきた自分の看護観を照らし合わせて、志望する病院を決めましょう。そのためには、自分の実現したいこと、一番重視していることなど、自分なりの選択基準を定めることが大切です。
自分の考えをもとに、志望病院を決めよう
情報収集や病院見学で十分なリサーチをした後は、いよいよ受験病院を絞り込みます。本命、第二志望、滑り止めの3病院程度に絞り込み、内定時期にあまり差が出ないように調整できるといいでしょう。
絞り込みに迷ったら、これまで集めた病院の情報と自分が幾度となく考えてきた理想の働き方や『看護観』を照らし合わせ、『自分にとって何が一番大切か』、『自分はどんな点を重視しているのか』を考えてみましょう。
病院研究と自分の看護観がしっかりしていれば、答えは自ずと出てくるはずです。自分なりに病院の選択基準を持って、受験病院を選んでいきましょう。
Median『就職意識調査2019』より
病院を絞り込んだら履歴書を用意しよう
書類は自分の分身と思って、丁寧に扱おう
志望する病院が決まったら、応募の準備を進めましょう。
まず必要な書類を確認し、卒業見込証明書等の学校から取り寄せる必要のある書類の準備には時間の余裕をもって取り掛かることが重要です。
郵送する際に確認しよう
〈中に入れる書類〉
・書類は自分の控えとして一部コピーを取る
・書類は記入面を表にして折り、クリアファイルに入れる
・送り状を準備し、書類の一番上に入れる
・持参する場合には、宛名は記入しなくてもよい。
〈封筒と切手等の準備〉
・封筒の表書きは、縦書きが基本
・病院名、部署、名前には十分に注意。不明な場合『採用ご担当者様』とする
・左端に『応募書類在中』や『履歴書在中』と赤字にて記入する
・切手の準備をする。速達等の場合料金間違いに注意
・糊で封をして(セロテープは不可)、『〆』と記入
・裏面の左寄りに、自分の住所と名前を縦書きで記入する
志望動機チェックリスト
□文量は記入欄の8割以上を目安に。
□適切な文字の大きさで書く。
□原則、敬体『です』『ます』を使う。
□句読点を正しい位置に入れる。
□『貴院の医療姿勢にひかれて』など漠然としたもの、マニュアルからそのまま拾って書いたものは不可。
【参考】□看護師を目指した理由は?
□その病院に興味を持ったきっかけは?
□なぜ他院ではなくその病院を選んだのか?
□その病院でどのように貢献しようと考えているか?
□どのような看護師になりたいか?
本当に行きたい病院に
しっかりと照準を絞ろう!
自分の将来の夢や、これまで描いてきた仕事像をかなえるためにも病院は慎重に選ぼうね。でも、受かるか不安だからって、やみくもにたくさん受けるのは逆効果。自分の中できちんと選択基準を設定して、それに合致した病院を選ぶこと。そうすれば、本当に行きたい気持ちを面接の時にも自然と伝えられるんじゃないかな。焦らずにじっくり選ぼうね!
履歴書をCheck!
みんなはもう行きたい病院は決まったかな?
次回は、STEP6-2「奨学金制度を知ろう!」をテーマにお送りします。
受験する病院をしっかり決めたら、
履歴書は丁寧にカンペキに仕上げておこうね。
大変だけど、がんばろうー!