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11月

「老年看護学」

『老年看護学』の頻出問題は、加齢変化、高齢者の特徴、高齢者特有の疾患、高齢者を取り巻く社会環境、法整備などです。またさまざまなカタカナ言葉も多く出てくるのも特徴です。言葉の意味をしっかり理解しておきましょう。

  • 問題1
  • 問題2
  • 問題3
  • 問題4
  • 問題5
  • 問題6
  • 問題7
  • 問題8
  • 問題9
  • 問題10
  • コラム

問題1

国際生活機能分類(ICF)の説明で正しいのはどれか。
  • 1. 疾病のある人の健康上の問題について、共通した見方やとらえ方をすることである。
  • 2. 生活機能の3つのレベルには、①心身機能・構造、②活動、③介護がある。
  • 3. 生活機能に影響する背景因子には、環境因子と内部因子がある。
  • 4. 『生きることの全体像』をみるためのものである。


解答の上にマウスを合わせると解答をご覧いただけます

問題のポイント

ICFで出てくるキーワードはいくつもありますが、その意味を理解すると覚えやすくなります。



解説

  1. ×…疾病や障害の有無に関わらず、すべての人が生活の中で関る健康上のあらゆる問題について、共通した見方やとらえ方をすることである。
  2. ×…①心身機能・構造、②活動、③参加である。
  3. ×…背景因子には、環境因子と個人因子がある。


Check & Check

■ 国際生活機能分類(ICF)の構成要素

国際生活機能分類(ICF)の構成要素
生活機能とは、ICFの中心概念であり、人が『生きる』ことの3つのレベル(階層)である ①心身機能・身体構造、②活動、③参加の3者を包括した概念である。これは、生命・生活・人生の3つのレベルに相応する。
1. 心身機能・身体構造(生命レベル)
生命の維持に直接関係する、身体・精神の機能や構造。心身機能とは、たとえば手足の動き、精神の働き、視覚・聴覚、内臓の働きなど。身体構造とは、手足の一部などの、体の部分のこと。
2. 活動(生活レベル)
生活行為のこと。実用歩行やその他のADL(日常生活行為)だけでなく、調理・掃除などの家事行為・職業上の行為・余暇活動(趣味やスポーツなど)に必要な行為・趣味・社会生活上必要な行為がすべてはいる。
3. 参加(人生レベル)
家庭や社会に関与し、そこで役割を果たすことである。社会参加だけではなく、主婦として、あるいは親としての家庭内役割であるとか、働くこと、職場での役割、あるいは趣味にしても趣味の会に参加する、スポーツに参加する、地域組織のなかで役割を果たす、文化的・政治的・宗教的などの集まりに参加する、などの広い範囲のものが含まれる。
それらの生活機能に影響する因子として、その人の健康状態と背景因子(環境因子と個人因子)がある。
例)環境因子として、バリアフリーの環境と、階段だらけの環境の人とでは、活動に影響が出る、など。
広い視点で対象者の『生きることの全体像』をみるために、ICFを活用することは有用である。

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