梅雨に入り、肌寒いと感じる日もあれば、暑い〜! とくたびれる日もあり、
結構、体調崩しやすい季節でもありますので、無理しすぎず適度に休息を取りながら
日常生活の管理をしてくださいね〜。
さて、今回の看護師国家試験の出題基準改定について厚生労働省は、このように提言しています。
「健康課題を持つ人々を生活者として捉え、身体的・精神的・社会的に統合された存在として幅広く理解した上で、個人や家族及び療養の場の多様化に併せて、必要な看護サービスを提供するための知識や能力についての出題内容の充実を図るよう改定を行った。」
(「保健師助産師看護師国家試験出題基準平成30年版」の改定概要についてより)
んんっ?
先月のコラムに出題基準は12の分野に分かれていますと書きましたが、「こういうところ注意して改定しましたよ〜」というのが分野ごとにそれぞれ数行の概要として挙げられています。
その中の看護の統合と実践では、以下のように書かれています。
○複数科目の知識を統合する能力を問うことや、多重課題や集団としてのアプローチに必要な広い知識を統合する能力を問うことなど、複合的な事象において、より臨床実践に近い形で知識・技術を統合して判断する能力を問う出題内容となるよう、大・中・小項目を新たに作成し、全体の見直しを図った。
○災害と看護、及び国際化と看護について、小項目を新たに作成した。看護におけるマネジメントについては、「基礎看護学」との重複内容を整理するとともに小項目を新たに作成し、保健・医療・福祉の機能分化と連携や人材育成・活用などの項目を追加した。
んんんんっ?
要は、今までの出題基準では、看護の統合と実践の分野は、とてもシンプルに大項目と中項目しかなかったのですが、今回から他の分野と同じように小項目ができた訳です。
おかけでとても内容がわかりやすくなっています。「あぁ、このあたりをしっかり学習すればいいんだね!」という感じですね。
また、各領域を横断した問題を出しますよ〜とも。
これも驚くことではなく、今までも、小児であり在宅である症例など、各領域を横断した問題は出題されていました。
それをあえて書いた訳ですね。
実際の現場では、この領域の患者さんだけ見ればいい、ではダメですよね。
さまざまな疾患や要素を持っている方と日々遭遇するわけです。
なので、より現場に近づくように改定されているとも言えますね。
状況設定問題の単問なども増え、より問題を読み込んでイメージする力も必要です。
そのためには、今からたくさんの状況設定問題を読んで、解いて、慣れていきましょう〜。
継続は力なりです★