先輩が語る分野別 看護の魅力

先輩が語る分野別 看護の魅力

「どんな看護師になりたいのか」を自分自身に何度も問いかけながら、就職活動を進めていく皆さん。先輩たちも悩みながら自分の理想の看護師像を思い描き、看護師として活躍の舞台に旅立っています。さまざまな分野で活躍している先輩たちに各診療や看護の特徴や魅力、印象に残っている言葉を語ってもらいました。先輩たちの声を参考に、ここからあなたの理想の看護師像を見つけてください。

Interview 21 - リハビリテーション看護
患者さんのできることが増えていく過程を
共に見つめ、喜び合える瞬間に
やりがいを感じるリハビリ看護。

看護師の明るさと元気さが、患者さんの自信を取り戻す。

 1年目は3ヵ月毎に診療科をローテーションしてさまざま看護を経験し、2年目にリハビリテーション病棟へ配属となった種村彩香さん。津田沼中央総合病院に勤務して5年目になる。「2年目に希望診療科を聞かれた際に、正直、自分は何が好きなのか、どの科に向いているのかわからなかった」と語る種村さんだが、今ではリハビリテーション看護に十分なやりがいを感じている様子だ。病棟では、外科治療後の容体が落ち着いた患者さんが機能回復のためのリハビリテーションを行いながら、社会復帰や退院をめざしている。患者さんは以前動けていた自分と比較をして「何もできない」と思い悩み、退院後の生活への不安を抱きリハビリへの意欲を無くすこともある。そんな時種村さんは、患者さんが積極的にリハビリに臨めるようなモチベーション管理を心がけている。「大切にしていることは、明るく元気に。私たち看護師が笑っていないと患者さんの気持ちも落ち込んでしまいますし、笑っていられるのも患者さんとの信頼関係が築けているからです」と言う。リハビリに取り組んでいる患者さんに、看護師が手を出して支援するのではなく、患者さんのADLを把握したうえで、声をかけ、見守り、できたことを確認することで、患者さんの“できるんだ”という自信を取り戻し、自律を促していく。これがリハビリ看護の難しさでもありやりがいでもあるのだろう。「最初の頃は患者さんから“すみません”と言われることが多いのですが、それが慣れてきたり信頼関係ができてくると、“ありがとう”に変わってくるんです。そうなると嬉しいですね」と種村さん。看護師として関わっている手応えを感じている。

患者さんの機能回復には、多職種チームによる支援が欠かせない。

 種村さんの病棟には、理学療法士や作業療法士などリハビリスタッフが大勢勤務しているので、看護師は安心して看護に専念できるという。「患者さんがベッド上で行うリハビリについても理学療法士さんが考えてくれて、パンフレットも作ってくれます。患者さん1人に対してリハビリスタッフ2人はつきますね」というように、手厚い支援体制が整っている。また、リハビリスタッフだけではなくケースワーカーさんなどを含む病棟スタッフとの情報共有と意見交換にもたくさんの時間を割いている。患者さんのカンファレンスは月に1回行われ、入院からの経過や今後の予定などを話し合い、1ヵ月後には見直しカンファレンスを行っている。「毎日最低1人のカンファレンス、多くて3人位の日もある。そのカンファレンスに誰が出ても同じ答えができるように情報の共有がされています」と、簡単そうに語る種村さんだが、50人の患者情報を全スタッフで共有することは容易ではないだろう。それは皆が患者さんのことを真剣に考え、1日も早い退院をめざしてこそ実現できること。そんなスタッフ一人ひとりの取り組む姿勢と高い意識、そしてチームワークによって多くの患者さんが回復・退院への道を歩んでいる。「患者さんが自分でできることが増えていく過程を見て、共に喜び合えることが、やっぱり一緒にやってきて良かったなと思える所です」。2年目に、自分の希望する診療科に悩んだ種村さんだったが、ここでのさまざまな看護の経験から、今ではリハビリ看護のやりがいを語るまでに成長できた。その背景には種村さんのどの科でも柔軟に受け入れられた姿勢と、あたたかく指導してくれた病棟スタッフたちの多くの支えがあったに違いない。

種村 彩香さん

種村 彩香さん

2010年4月入職
4階西(回復期リハビリテーション)病棟勤務

心に残るひと言

夜間のトイレ回数が多いことを気にかけていらした60代の女性の方に、「そんなに回数は多くないよ、それよりも気になって夜眠れないことの方が心配だから、遠慮しないで言ってね」と話したことがありました。退院の時に「あなたのあのひと言で、すごく落ち着けたんです」と言われ、嬉しかったことを覚えています。患者さんが思いを言葉にして返してくれたことで、信頼関係ができていたことを確認できました。

カンファレンスの様子

毎日行われる病棟でのカンファレンス。毎日1〜3人の患者さんのことをスタッフ同士で話し合い、退院へ向けて最善の策を探し出す。

1日のスケジュール

7:30
朝食(食後マウスケア)
8:30
オムツ交換、清拭、更衣、入浴、
環境整備
10:00
申し送り、バイタル測定、回診介助
12:00
昼食
13:30
オムツ交換、トイレ誘導、入浴、
リハビリ援助
患者さんのカンファレンス、
看護記録
17:00
申し送り、更衣
18:00
夕食
※9:00〜16:00の間に1人9単位のリハビリが行われます。
※午前中に随時回診が行われます。
※月に1度患者さんのカンファレンスを行います。

津田沼中央総合病院

津田沼中央総合病院

〒275-0026 千葉県習志野市谷津1-9-17
担当/総務課人事担当
TEL(047)476-5111(代)
http://www.tcgh.jp/
e-mail : tsudanuma@tcgh.jp


地域の中核病院として、高度な医療で愛される病院をモットーに、各分野に精通したプロフェッショナルたちが心あたたまる医療サービスを実践している。24時間救急医療の急性期から亜急性期、そして回復期における生活リハビリ看護を通して患者さまに安心して治療に専念していただけるように手厚いサポートを心がけている。習志野市内に訪問看護ステーションを2ヶ所、ヘルパーステーションを1ヶ所配置することで、地域の皆様に安心して選んでいただける病院としての役割を果たしている。

ここの看護に注目!

40〜50歳代の働き盛りの会社員、専業主婦、高齢の患者さんなど、実にさまざまな年代、職業、生活背景のある方が入院されてくる病棟なだけに、看護師には人間関係を円滑に築ける能力が必要。そのためには幅広い医療・看護知識はもちろんのこと、誰とでも世間話のできる話題の豊富さも求められる。孫ほど年齢の離れた方との会話をスムーズに行い相手との心の距離を縮められるコミュニケーション能力は、看護の質の向上にも繋がっていく。

主要疾患:
脳出血、脳梗塞、クモ膜下出血、大腿骨骨折、胸腰椎圧迫骨折 など

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